ゆにくえガーリィー

いつだってユニークに!自分のこだわりを忘れずに生きる大学院生女のLog

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Lineやらない主義者だった私が、結局Lineやるようになったわけ

思えば、私は昔から、たくさん謎のこだわりを持っていました。


夜は絶対、お気に入りのぬいぐるみを抱きしめて眠る。
タートルネックのセーターは嫌い。(首がチクチクする感覚が苦手だった。)
トマトは絶対に食べない。(なぜかプチトマトは食べられる)
飛行機には乗らない。


だが、その謎のこだわりの中に、「私は絶対にLineをやらない」というものがありました。


今にして思うと完全に謎のこだわりでしたが、とにかく当時は意地でもLineをやりたくありませんでした。


 そもそもなぜLineをやりたくなかったの?

 

今、この時代、どんなに情報に疎い人でも、Lineを知らない人はまずいないと思います。

そして今、Lineは最早、若い人の必需品にすらなっています。

ですが、この便利なLineを、私は謎のこだわりのもと一切、頑なにやろうとしませんでした。


なぜ、私はLineをやろうとしなかったのか。


それはズバリ、既読機能に縛られたくないからでした。

 

Lineだと、メッセージを読むと既読が付くじゃないですか。

で、既読をつけたら、なんか返事をしないと感じ悪いじゃないですか。

これがメールだと、「なんかメールが届いたけど今は眠いから明日返信する」みたいなのが許されるけど、Lineだとそれは許されないじゃないですか。

 

まあ、大分マスメディアに影響された部分もあったかもしれません。私が大学生のころ、Lineはまさに出始めのツールで、Lineのマイナス面もだいぶテレビで取り沙汰されてました。

「若者のLine疲れ」

とか

「既読スルーが原因で、カップルが分かれる!」

みたいな。

 

まあ、それが原因かはわかりませんが、とりあえず私はLineを一切やってきませんでした。


 当然、不便ではある

 

私がLineをやっていないことによって、当然人付き合いにも不便がつきまといました。


例えば待ち合わせの際、私以外の友達は皆Lineグループに入っていて、そこでやりとりしていたようですが、私だけ前述のとおりLineをやっていなかったため、友人らは私に直接メールを送らねばなりませんでした。

 

また、同じ大学の同じクラスのメンバー同士でLineのグループを作り、授業が終わったあとでノートの写真を撮ってやりとりしたりとか、定期テスト前に過去問をやりとりしたりとかもあったみたいですが、私は蚊帳の外でした。

 

地元に帰っても、友人は全員Lineをやっており、
Line便利だよ~。やろうよ~
と、帰省するたびに誘われ続けたのですが、私はそのたびに断ってきました。


ここまでくると、最早単なる意地ですが、私はかたくなにLineをやろうとしませんでした。


そこまでしてでも、既読機能に縛られたくなかったのです。

 

「お母さーん、皆Lineをやってるよ~。私もスマホほしいー」


みたいな、だからゲームソフト買ってよみたいな理由で信念を折り曲げたくありませんでした。


あと数年の辛抱だと思っていました。


この手のSNSって、流行がどんどん移り変わるじゃないですか。
やれミクシィが流行ったり、ツイッターが流行ったり、最近ではインスタグラムが流行ったり、


最近はどんどん、新しいSNSが出てきてるじゃないですか。


でも私、新しいSNSの波にどんどん乗るのに、次第に疲れてきていたんです。


情報交換系のSNSが流行るたびに「もう、メールで良くない?」と思ったり、
画像や動画を投稿できるSNSが流行るたびに「もう、Youtubeで良くない?」と思ったり、
とにかく新しいSNSについていくのに疲れていたんです。


Lineも例外ではありませんでした。こうして私は、Lineをやらないまま、数年が経過していました。


Lineをやらない私に過去問を届けたり、「Lineグループでこんな話が持ち上がってたよ」って教えてくれたりした友人には、最早感謝しか感じていません。


 そして、事件が起きた


大学2年生になったころに、事件がおきました。


そのころ、私は大学のサークルの、いわゆる幹部と言われる役職に就き、でもまだわからないことだらけで、ドキドキしながら毎日を過ごしてました。


そんなある日、うちのサークルの予算に関して、なんか重要な情報がサークル内に流れたらしいんですけど、その情報をなぜか私だけが知らなかったんです。


で、私、部長に聞いてみました。


私「その情報、どこから聞いたんですか」

すると部長

部長「いや、なんかLineに書いてあったよ」


・・・・・・。

 

その時の落胆の気持ちは、どう伝えたらよいのかわかりません。


ただその瞬間に、私は悟りました。


Lineは最早、生活必需品であると。


そして私はその日のうちに、スマホの契約を済ませ、Lineを始めました。
LineのID登録自体は、10分で出来たので拍子抜けしました。


 結局、どうするべきか


んで、実際にLineやってみて気づいたんですが、
Lineの既読機能って便利ですね。


特に待ち合わせの時に便利です。

 

今まで、メールに返事が来ないと「あれ~?ちゃんとメール読んでくれてるかな?」って不安になることもあったのですが、
Lineを始めてから、そういったストレスとは一切無縁になりました。


いまだにテレビ等のマスメディアでは、「若者のLine疲れ」とか「既読スルーが原因で、カップルが分かれる!」みたいな煽り文句で、Lineを悪く言っているのを見かけることがありますが、それはLineが悪いんじゃなくて、結局当人らの心がけ次第だと思うんですよね。

 

Lineの既読スルーが原因で別れてるカップルは、Lineが無くたって別の理由で別れてると思いますよ。


まあでも、Lineをやらずに数年間過ごしてきた身としては、いくらLineが流行っても、Lineをやっていない人へのささやかな心遣いは必要かなーと思います。


例えば遊びの約束を決める際、グループ内にひとりLineをやっていない人がいる場合は、Lineのグループじゃなくてメールのやり取りで決めるとか。


どんなにSNSが流行っても、むしろ流行れば流行るほど、そうした心遣いは必要になるんじゃないかなと思います。


そもそも、家庭の事情でスマホを買ってもらえない人だっているわけじゃないですか。


そうした人たちにも配慮のできる、明るい社会を築けたら良いなあと思います。

 

おしまい