フィギュアスケート好きすぎて神社に行ってきたはなし
前略。
私は、フィギュアスケートが好きだ。
まだ私が子どもだった頃、トリノ五輪の荒川静香選手の演技にハマって以来、ずっと見続けている。
多分、このブログを見てくださってる方の中には、もっとずうっと前からフィギュアにハマっている人もいらっしゃるのだろう。私はそんな貴方に、最大限の敬意を示したい。
とにかく、私はフィギュアスケートが好きだ。
主要な大会は、毎年欠かさず見ている。(録画予約もしている)
実際に試合の生観戦に行ったこともあるし、アイスショーだって観に行った。
だが、同時に、こうも思っている。
私はまだ、スケオタ(=フィギュアスケートオタクの略)ではない、と――。
いや、私の友達に、ガチのスケオタがいるんですけど、
彼女は日本人のスケート選手全員把握しているし、ジャンプの種類から回転数まで、何の解説がなくてもちゃんとわかるみたいです。
また、ネットの世界には、フィギュアスケート好きすぎて、海外まで試合を観に行くひともいるみたいです。
まあ、そんな人たちを見てると、思うんですよ。
私はまだまだヒヨッコだと。
ジャンプだって、時折トゥループとサルコーの見分けがつかなくなる私に、スケオタを名乗る資格はないと。
(ちなみに、アクセルとかルッツとかは、わりと見分けられる)
ただそれでも、フィギュアスケートが好きです。
時折、フィギュアスケートについて全く知らないド素人に「●●選手、もう終わったな」とか言われると「今の発言はGOEマイナス5点」「てめえの頭が回転不足」等々言い返したくなります。
とにかく、フィギュアスケートが好きです。
そういえばこの前、NHK番組「チコちゃんに叱られる!」で、「フィギュアスケートのフィギュアって何?」っていうクイズが出たんですけど、これは私、即答できましたよ。「氷面に描かれた図形」と。
つーか、チコちゃんに出てきた問題でちゃんと答えられたのは、これが初めてです。
んで、私、
毎年フィギュアスケートのシーズンが始まる前、
神社に行って好みの選手の無事をお祈りするんですけど。
この話を、フィギュアについて全く知らない友人にしたら
「さすがにそれは引くわ」と言われました。
友「さすがにそれは引くわ」
私「え、なんで!? だって、この季節になると不安になるじゃん」
友「う……うん?」
私「で、なんかいてもたってもいられなくなるじゃん?」
友「うん……?」
私「だから、自分を落ち着かせるために、神社に行くじゃん」
友「ごめん、やっぱ引くわ」
と言われ、同意は得られませんでした。
ちなみに、先ほどのガチスケオタの友人に、同様の話をふってみたら「わかる。私も神社に行くたびに、フィギュアスケート選手の無事をお祈りしてしまう」と言われました。よかった。話が通じて。
で、まあ今年も、
地元の神社に行って、氏神様にフィギュアスケート選手の無事をお祈りしてきました。
きちんと鳥居前でお辞儀をし、
手水で、両手と口を清め、
二礼二拍手一礼、選手の無事をおいのりする私。
そして、おみくじを引いてきました。
結果は小吉でした。
なんとも微妙な結果に、喜ぶべきか、悲しむべきか。
そして、おみくじには、こう書いてありました。
「初は危うく、後よろし」
選手のみなさまの無事を、
心よりお祈りしております。