研究室、どうやって選べばよいの?現役大学院生が答えるよ!
皆様こんばんは。
マリモロヘイヤです。
私は普段、とある大学の大学院で、毎日研究をしています。
今回は、理系の大学生に向けて、大学院生の立場から、
研究室の選び方について、色々解説していこうと思います!
まずはじめに:覚悟を決めろ
まず、はじめに、
これ、声を大にして言いたいことなんですが、
理系にとって、研究室選びはとても重要です。
何てったって3年間暮らす場所ですから。
良い研究室に入れば楽しい3年間を送れますが、肌に合わない研究室を選んでしまった場合は、人生における貴重な3年間を棒に振りかねません。
研究って楽しい!って思えるひともいれば、
研究のケの字もみたくない!って学生も、実は結構います。
なので、しっかり選んでくださいね。
ポイント1. 興味だけで決めない。
研究室選びとなると、多くの学生がまず、自分に興味のある研究テーマがあるかで研究室を選ぼうとします。
この決めかた、一見とてもマトモな決め方に見えますが、実はちょっと危険です。
なぜかというと、ほとんどの学生は、その研究テーマに対して、何となくのふわふわとしたイメージしか持ってないからです。
例えば物理の授業が好きだから物理系の研究しようとか、化学の実験が好きだから化学の研究室行こうかなーとかそういう決め方です。
今までやってきた『勉強』と、研究室に入ってからやる『研究』は、全くの別物と考えてもらった方が良いです。
同じ『物理』でも、犬と牛くらい違います。
興味だけで決めるのは危険です。
ポイント2. 研究室の拘束時間がどれくらいか、きちんとチェックしよう
もうひとつ着目してほしいのが、その研究室の拘束時間の長さです。
ズバリ、拘束時間が長すぎる研究室はおすすめしません。
いくら研究が好きでも、朝早くから深夜まで拘束、土日も研究やり続けられるほど、人には体力も精神的余裕もありません。
結局、拘束時間が長すぎて、研究が嫌になってしまうひとも結構います。
日中は研究をしっかりやるにしても、夜は家族とご飯を食べ、休日はしっかり休めるくらいの時間的余裕がほしいです。
ポイント3. 人間関係は重要! ただし見極めは難しい
研究室の人間関係は重要です。
研究室の人たちとは、朝から晩まで、一緒に過ごすことになります。
また、研究とはひとりで黙々とやるイメージがありますが、実際は研究室内の、研究テーマが似たような人たちと協力して行うものです。これをストレスなく行うには、やはり円滑な人間関係が必要になります。
ただ、人間関係に関しては、入ってみないとわからない部分が多いです。
オープンキャンパスや研究室見学では、良いところしか見えてきません。
また、研究室の雰囲気というのは、1~2年で結構変わってしまいます。
今雰囲気の良い研究室だからと言って、来年や再来年も雰囲気の良い研究室とは限りません。
そこの学生が楽しそうに研究しているかはかなり重要なポイント。
ここまで色々と書いてきましたが、結局何を一番重要視したら良いでしょうか。
私は『その研究室の学生が、楽しく研究をしているか』だと思っています。
研究室に見学に行く機会があれば、学生に「研究は楽しいですか?」と聞いてみましょう。
「楽しいよ」と、目をキラキラさせて答えてくれるなら、その研究室はかなり良いでしょう。
反対に「うーん……」と語尾を濁されたり、「楽しいよ」と答えたときに目が泳いでいたら、要注意です。
せっかくの研究室生活なので、楽しいなと思いながら研究してほしいんですよね。
最後に
どうでしたか?
繰り返しますが、研究室選びはとても大切です。
後悔しない研究室を選んでくださいね!